背景・課題
塩尻市とエプソンの共創の中で、教育現場での困りごとやニーズを知り、エプソンの製品・サービスなら「生徒がどこにいても、教室と同等の学習ができる環境を提供できる」と仮説を立てました。塩尻市の教育委員会やICT支援員と議論を重ね、「離れた場所同士を結ぶ紙のコミュニケーション」の有効性を確認しました。

概要
塩尻市の課題をヒアリングする中で、「学校や教室に通うことが難しくても学習はしたい」という生徒の想いを知り、学校現場にEpsonConnect(*)を導入、実証を開始しました。
学校や教室以外でも学習したいというニーズに応える「遠隔でもできる紙を介した教育支援」に取り組んでいます。
実証を通して、本サービスによって以下の3つを教育現場に提供できることが分かりました。
- 紙に手書きの文字やイラストを書く(描く)ことで、自由に想いが伝えられる
- 日々の連絡や学習情報をデータとして生徒に送ることで、業務のすき間時間でリアルタイムにフォローができる
- 送った情報が紙に印刷されて見える形になることで、想いを確かに届けられる
また、サービスを利用した先生からも以下の声をいただき、忙しい先生と、生徒との間のコミュニケーションに紙という手段が有効だったことも分かりました。

*EpsonConnect
インターネットを通じてプリンターとスキャナーを結び、遠隔で紙を介したコミュニケーションができるクラウドサービス
今後の展開
検証の中でわかった使い勝手の課題を改善し、さらなるサービスの品質の向上につなげます。
将来的には「病気や怪我により休学を余儀なくされている生徒」 「母国語が外国語のため教室で授業を受けるのは難しい生徒」への展開も視野に入れて検討していきます。
共創するcore塩尻パートナー企業