自動運転レベル4社会実装への挑戦!
背景・課題

塩尻市では人口減少や少子高齢化が進む中、高齢者や子育て世代が安心して暮らせる生活環境を実現し、持続可能な都市経営とするために「まちなかの便利な生活」と「農山村地域のゆとりのある生活」を両立する「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」の都市構造の構築を目指しています。今後の高齢化社会において、高齢者を中心とした交通弱者の生活を守るためには、将来にわたって持続可能な地域交通を構築することが必要不可欠です。
概要

2020年にアイサンテクノロジー株式会社、株式会社ティアフォーなど6社と共に、自動運転技術を用いた新たなモビリティサービスの事業化を通じて、地域住民の移動の利便性向上等地域交通の課題解決を進めることを目的とした包括連携協定を締結し、塩尻市立地適正化計画と塩尻市地域公共交通計画において連携・整合を図りながら、官民連携体制の下、地域課題解決に向けて自動運転等の新たなモビリティサービスの実証実験を推進してきました。2024年度には道路交通法に基づく特定自動運行の許可を取得し、令和7年1月から2月にかけて運行実証を行いました。一般公道の歩車混在空間においてバス型車両で運転席無人とした特定自動運行は「全国初」の取り組みです(2025年3月時点)。
今後の展開

今後はのるーと塩尻を含むMaaS実証実験により構築された官民・地域連携体制と新たなモビリティサービスを社会実装した実績、経験を最大限に活用し、2025年度には特定自動運行(レベル4)を含めた自動運転サービスの社会実装を目指します。また、自家用車から地域公共交通サービスへの転換を目指し、地域密着/生活者視点で公共交通を選択肢に引き上げるMaaSアプリを構築し、自動運転バス乗車予約は同アプリから実施します。
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